僕の仕事は YouTube　[Kindle Unlimited]

おすすめ度　⭐⭐⭐⭐

言わずとしれたHIKAKINさんの本。2013年発行なので情報が古いが（まだUUUMも設立されておらず基本一人で活動されているし、見た目もちょっと若い）参考になる。というのも、私もいつか動画を作ってみたいと思い始めたから。YouTuberになりたいというよりも、絵を描いたり画像加工するのが好きなので自分の動画を作ってみたい、それが誰かに見てもらえるといいかもという感じで、まだ何もしていない（正確にはチャンネルだけ作ってみましたが何もアップしていません）。

最近テレビの露出も増えてきたHIKAKINさんだが、その誠実さから他のYouTuberとは一線を画すような気がしている。別ブログ（イギリス英語好きの英語勉強記録）では動画を見まくっているものの、楽しみつつ英語の勉強をしたいという目的に当てはまらない動画はほとんど見たことがない。それでもたまに見かけるHIKAKINさんって真面目できちんとしたYouTuberな気がしていた。

この本を見つける前に、同じくKindle UnlimitedでYouTube動画の作り方的な別の本を何冊か読んだのだが、内容的に浅くていまいちなものがほとんど（そもそも表紙の手作り感あふれる感じで何となく見分けがつく。誤字脱字が多いとかもう問題外でKindle Unlimitedで読んでいなかったらもう許せないレベル怒）。著作権に対しての意識が微妙なものから、独り言のようなものまで売るレベルではないものも多かった。そして、HIKAKINさんの本を読んで、ああよかった、彼は裏切らなかったと思った。

HIKAKINさんは思慮深くて他のYouTuberの方とは一線を画す気がする。何がそれほど彼を思慮深くさせたのか不思議に思うほど。日本語のYouTubeに今まで興味がなかったこともあって、HIKAKINさんがビートボックス（この本を読むまで知らない言葉だった）やスキーですごい実績を持っていることは全く知らなかったのだが、その経験から？それとも高校卒業後の仕事の経験の中で？

特に、周りが仕事を辞めてもなんとかなるってと言うなか、「なんとかなる」と会社を辞めるのは絶対イヤだったというのがさすがと感じた。HIKAKINさんの言う、「YouTubeでお金を稼ぐこと」を第一に考えると、必ず失敗する、楽しみながら地道に動画を作り続けていった先に「YouTube」でお金が稼げるようになる、というのが真髄な気がする。そしてそれは他の仕事でも当てはまると思う。

（その後、他のYouTube動画をいろいろと見てみましたが、やはり動画作りはそんなに簡単じゃないですね…起業の話題のときと同じくいつも言ってしまっていますが、相変わらずネタがないし。みなさん趣向を凝らした動画を作ってらっしゃってすごい。私もどなたかの役に立ちそうなネタを見つけたときには、顔出し声出しなしでこっそりと動画をアップしたいと思います笑）