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humhummの乱読日記

Kindle Unlimitedと図書館を利用して読んだ本の備忘録です。☆の数はあいまいでかなり主観的ですが、基本的に最後まで読み切ったおすすめの本を紹介しています。

「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン

 

📙 「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスン

おすすめ度 ⭐⭐⭐

(家にいる時間が増えて却って読書や勉強の時間が減ってしまった…本末転倒で予想外)

仕事をしていれば多くの方が経験済だと思うけれど、なぜ(人望がなく上司の受けだけが良い)あの人が昇進していたり、あの能力のある方がなぜずっとあの立場で仕事をし続けているのかと思うことがある。会社の視点からはそうすることが良いと思ってしたのだろうけど、こちらからは人選ミスにしか見えない。そして周りの多くの人がそう思っていたりするのにその状況は変わらない、なんてことがある。

あの人はうまく乗ったなあ、なんて思う。そして私は乗れなかった。何が違ったの、何が駄目だったの、と思ったことがある(今はその気持ちもほぼ消えましたが)。

お二人とも十分な成功者だと思うけれど、断捨離のやましたひでこさんと、「ときめき」の近藤麻理恵さんのメディアへのアプローチの違いって何だったのと思うことがある。やましたさんがあんな世界展開を希望しているかは知らないけれど(こんまりさんは希望していたと思う)何が違ったのだろう??やっぱり「選択」なの?

こちらは、別の本かブログで読んだことがあるのだがこんまりさんをサポートした土井氏による「選択」の本。…というように非常に期待して読み始めたのだが(前書きが長くてすみません)。

インタビュー形式で構えず読み始められる。スパッスパッとした文章。軽くて読みやすい。著者による成功論だけれど、うーん、もっと著者ならではの個人的な話(知人含む)や体験を混ぜてほしかった(とは言っても例えばこんまりさんの話を書くわけにはいかないから敢えて書いていないような気もする)。著者の語る話からは、苦労した経験もあるようだがほとんど触れられておらず、こうすればいい、という結論がほとんど。だからちょっと上から目線に聞こえてしまうのもあって、過程ももっと知りたかった。

会社の選び方の話もあるから(こちらの話には同意)大学生や新入社員のような年代が対象なのだろうか。「人生の勝率」って野心や目的がはっきりしている新入社員(起業家を目指すとか)は考えていると思うけれど(あんまり勝率とか考えているのも怖いような)自分の身の振りとか運とかを考えるのは30代や40代な気がするからもうちょっとこの年代向けの深いアドバイスが欲しかった。

ただ、この歳になるとどうしても少しはひねくれてくるから「素直さ」が大事というのは身に染みた。確かに私に「素直さ」はなくなってきているな。「選択」のレッスンというからにはもうちょっと「選択」について究めてほしかったし、インタビュー形式よりももっと硬めの文章で突き詰めてほしかったと思う。