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humhummの乱読日記

Kindle Unlimitedと図書館を利用して読んだ本の備忘録です。☆の数はあいまいでかなり主観的ですが、基本的に最後まで読み切ったおすすめの本を紹介しています。

働きながら小さく始めて大きく稼ぐ 0円起業 [Kindle Unlimited]

 

📙 働きながら小さく始めて大きく稼ぐ 0円起業

おすすめ度 ⭐⭐⭐⭐

星を3つにするか4つにするか迷ったのだが、最後まで読み切ったのと(こちらについては最後に少し書きます)もうちょっと「格差」について考えてもいいかなと思ったので星4つにしてみた。

ちょっとゆるめの本で、雰囲気はえらいてんちょうさんのしょぼい起業で生きていく(こちらもKindle Unlimited対象、しょぼい起業で生きていくの日記)に似ていると思う。初心者向けに、仕事勤めを続けながら初期費用をかけないで起業する(新しいことを始めてみる)イロハを優しく語ってくれるのだが、おっと思ったのはビジネスの種の見つけ方にある程度多くのページを割いている点だ。

私は起業に興味がありながらも肝心のビジネスのアイデアを見つけられないでいるのだが、 その見つけるためのヒントや方法を書いている本が案外ない(アイデアあっての起業と言われればそれまでだが…)。

こちらの本は「格差」をキーとして種を考えるヒント(あくまでもヒントだが)を多く提示してくれている。実際のところ私はまだその「種」の閃きはないのだが、「格差」で思い出したのは、この本に記載はないものの、FOND(旧AnyPerk)の例だ(日経新聞の記事日本流ビジネス、米で起業 500社の福利厚生代行)。記事通り、日本のベネフィット・ワンやリロクラブのようなシステムをアメリカで展開しているのだが(AnyPerkのことは以前読んだ未来をつくる起業家 ~日本発スタートアップの失敗と成功 20ストーリー~で知った。The Quiet Comeback - 20 Startup Founders Leading Japan's Next Tech Boomの日記、英語、日本語版ともKindle Unlimied対象)はじめAnyPerkのビジネスを知ったとき、過去そんなことは幾度となくあったことは承知しつつも、パクリでいいの?と思ったからよく覚えている。そしてこの地域格差はビジネスのヒントになると思った(こちらの本にあった経済格差を利用するのは、私にはちょっと無理かもしれない)。

起業に対する考え方については、正直なところどこかで読んだような…という感じなので(本当は起業の追体験ができれば一番なのだがそれは不可能なので)ビジネス本初心者に向けた本だと思う。ただ具体例も豊富で、私も気になっていた無人古本屋のBOOK ROAD(日経新聞の記事人つなぐ無人の古本屋で知った)の紹介もありいろいろと気づきは得られると思う。

骨太の本を読みたい方には起業の科学 スタートアップサイエンス入門 起業の科学がおすすめ。読了しているのだが、まるでMBAの教科書のように学びが多すぎて感想を書くまでには至っていない…。値段以上の価値ある情報がつまっていると思うが、ネットやテック企業よりの説明が多めだと思う。

はじめに書いた「最後まで読み切った」ことについてだが、普段個人の方の書かれたKindle出版物は読まないのだが、起業の種になればとKindle Unlimitedを利用して、起業と名がつくものを片っ端から読んでみた。正直な感想は、残念ながら本当に駄目だった…!(おそらく「起業」というジャンルだったことも原因だと思う)最後までなんてとても読み切れない。

誤字脱字等酷いものもあったが、何よりレビューが詐欺かと思うようなものまであった。お金儲けのためだけ??辛辣な、星が少ないレビューを参考にすることをおすすめする。そして何より、こんなクオリティでも出してるなら私も出してみようかな(もちろん内容もできるだけ盛り込んで書きますし推敲もきちんとします)と思った!!