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humhummの乱読日記

Kindle Unlimitedと図書館を利用して読んだ本の備忘録です。☆の数はあいまいでかなり主観的ですが、基本的に最後まで読み切ったおすすめの本を紹介しています。

読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術

 

📙 読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術

おすすめ度 ⭐⭐⭐⭐⭐

本当にその通りだよ~!って膝を打つというのはこんな感じだろうか、と思うくらいに同意した。「はじめに」ではこの本はふざけているのかどう進んでいくのかいまいちわからなかったが(題名のとおり「読みたいことを、書けばいい。」というのがメインの主張であろうことは理解していたが)一人突っ込み等少し私に似ているような気もしたし言い回しが好みだったので読み進めた。

自分のことは置いておいて、こちらの本で強く同意したことについて書いてみる。

「だれかがもう書いているなら読み手でいよう」

この乱読日記ははてなブログを使っているのだが、見た目をカスタマイズするために先人がネットに残した方法を参考にさせてもらった。そこで驚いたのが、「〇〇さんのものを参考にさせてもらいました」と引用こそしているものの、なんの新たな情報もなくほとんど同じ情報を列挙しているページがたくさんあったことだ。

え?ほとんど同じ内容なのになぜまた書いているの?と思うページが次から次に検索結果に出てくる。検索、役に立たないじゃん!と欲しい情報に辿りつけずイライラ。自分よりうまく書いている人がいたら、書くのはやめようよ、と思う。

「何を書いたかよりも誰が書いたか」

自分もこのようなブログをやっていて言うのもなんだが、私は個人のサイトは体験談以上のものとしては参考にしない。そして私は読書の権威にはなれっこないことから、この乱読日記は、あくまで個人の備忘録、感想日記という位置づけにしている(過去数年相当数の本を読んできたのに全く思い出せずショックを受けたことから始めた)。

「思考の過程を披露する」

また自分のことはさておいて言ってしまうが、ネットにあふれる個人のサイトの本の要約や提示しているものごとの解決法が少し乱暴だなと思うときがある。本音を言えば、目次があって「さあ見てみましょう」のような書き方が苦手だ。書いてあることは結構浅かったりして(自分のことは省みません)読んで損したというか…。個人の一体験談を普遍的なアドバイスにまで昇華するのには、思考の厚み的に無理があると思う。そして当然ではあるが、きちんと思考を積み重ねた本には勝てない。著者の言う「結論の重さは過程に支えられる」というのに同意する。

少し乱暴な書きぶりになってしまったが、面白く読めた本だった。そして著者のエントリーシートにはかなり笑ってしまった。従来のやり方を変えてもいいかなと思う方にはぜひおすすめしたい本だと思う。