糖質制限の真実 日本人を救う革命的食事法ロカボのすべて
おすすめ度 ⭐⭐⭐⭐
昼の食後の眠気がすごく（会社の食堂の隅で突っ伏してどうにかやりすごす笑）、テレビで見た血糖値が激しく上下する「血糖値スパイク」なのではと思い、もっと知るために糖質制限関連の本を何冊か読んでみた（昼過ぎに眠くなる理由はまだはっきりとは解明されていないらしい）。
具体的に知りたかったのは、軽い糖質制限の方法や注意事項、そして食事を食べる順番でも違いがあるようなのでその順番。そして炭水化物＝糖質＋食物繊維というのはほぼ常識らしい。恥ずかしながら本を読むまで知らなかった。
そして一週間ほど前から軽く糖質を控えている。私自身はパン、焼き菓子好きで明らかに糖質過多だと思うし、かなり不健康な食生活だと思っていた。健康診断の問診でその食生活を注意されてはいたものの、血糖値も正常の範囲内で体重も標準体重の下限？という感じなので厳密な糖質制限をするつもりはなかった。
何冊か軽めの本を読んでみたが、軽い糖質制限というだけなら、糖質の多い食べ物（主に主食や芋類）を控えてタンパク質やその他を多くとる、野菜や肉など糖質以外のものから食べればよいようで（こちらに簡単な説明あり→NHKスペシャル"血糖値スパイク"が危ない 見えた！糖尿病・心筋梗塞の新対策）これならできるかと思った。
何を食べない（減らす）べきかとどんな順番で食べればよいか等、とにかく糖質制限の行動を知りたい場合、わかりやすいと思ったのがマンガでわかる 1カ月3キロやせる ゆるい低糖質ダイエット。とにかくわかりやすくてすぐに実行できそうな気持ちになる。
ファミレスやコンビニ、お弁当をどうするかとにかく写真と実例が豊富なのがDr.クロワッサン 内臓脂肪を3週間で落とす（Kindle Unlimited対象）。こんな感じの食事にすればいいのかとイメージがわく。表紙に糖質制限の文字はないが、中身はほとんど糖質制限についてだった。こちらもすぐに役に立ちそうでおすすめ。
もう少し原点に戻ろうと、表題の糖質制限の真実 日本人を救う革命的食事法ロカボのすべてとKindle Unlimited対象だったケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか
を読んでみた。
う～ん、両方とも医師が書いたとは言え、論調というか雰囲気がだいぶ違う。
表題の本は、ケトン体…の本と比べてエビデンスに基づいて客観的に話すことに注力しており、かつ後半は、麺、そば、果物、人工甘味料など糖質制限を始めると疑問に思うことを丁寧に解説している。主観的で申し訳ないのだが、医療や健康の情報は100%正しいと言い切れない（今後は変わるかもしれない）可能性もあることで、勝手ながら星4つとした（そうそう、子どもにロカボは必要ないようです。急にご飯をお代わりしなくなったお母さんを疑問に思っていたけれど、あなたは変えなくていいのよと言っています）。
ご主人の病気の治療方法を調べる際、DeNAの南場会長はいろいろと情報を当たった末、最終的には医療論文等を参考にしていたという。私の場合、ゆるい糖質制限というそれほど情報の正確性が問われないことをしようとしているからまあいいのだが、もっと深刻な病気について調べる場合、私も同じようにするだろうと思った。
正直、医療情報は難しい…。本当に様々な情報があり何が正しいのか（今の自分に良いのか）わからない。以前、命にかかわらない病気で手術を受けた。その際も病院選びからどの方法を選んでどこまで切除するか、本でもネットでも調べまくって病院による診断も異なったので複数の病院に行って、病気なのに前段階で精神的に疲弊してしまった。結局のところいわゆる「標準治療」に落ち着いて先生にお任せしたのだが、これが癌等もっと難しい病気だったらと思うと、民間療法（食事療法含む）に頼りたい気持ちも本当にわかって、医療や健康分野はだからこそ専門家がいるものの本当に難しい分野だと思った。
