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humhummの乱読日記

Kindle Unlimitedと図書館を利用して読んだ本の備忘録です。☆の数はあいまいでかなり主観的ですが、基本的に最後まで読み切ったおすすめの本を紹介しています。

漂流教室

 

📙 漂流教室

おすすめ度 ⭐⭐⭐⭐⭐

今回は自分語りばかりになってしまうと思うが、自分を形作ったと思う楳図かずお先生のマンガについて勝手ながら思い出の記録としてこちらに残そうと思う(家族には話し済みでいい加減聞き飽きただろうし、残念ながら他にマンガについて話せる友人はいないためこの場をお借りします)。

私とこの「漂流教室」との出会いは小学校6年生とのきの学級文庫だった(学級文庫という言葉は今も通じるのかわからないが、教室内に置いてあり自由に読める本棚というか本のこと)。今考えても漂流教室という本(それもマンガ)が学級文庫にふさわしいと思えないのだが、教室の本はあらかた読みつくしてしまっており、誰も読みたがらなかった厚くて薄汚れた「ああ無情」を読み終わり、残っているのはこの「漂流教室」と小話つきの心霊写真集(これもなぜという感じなのだが)になった。

漂流教室は何巻もあったため(確か当時6巻あったように記憶しているのだが本当のことはわからず)心霊写真集と小話を読み始めた。「女だけが死ぬアパート」という話が忘れられずその話を成人になってから家族にしたところ嘘に決まってると言われ嘘だったのかと正直驚いた。

初めて読んだホラーマンガが漂流教室で刺激が強すぎたのだと思う。確か3日ほどで全て読み終わり、当時一番後ろの席に座っていたのだが自分の背後に何かいるのではないかと授業中も怖くてたまらなかった。でも、何かいるのなら先生には見えているはず、でも先生は何も言わない、だから何もいないはず、授業に集中しなくちゃ、と思ったのを覚えている。

あるとき友人がマンガ喫茶に行くからとおすすめを聞いてきた。ガツンと来るものを希望していたため漂流教室をすすめた。私の怖がりさ加減(ジェットコースターで泣く、お化け屋敷で腰を抜かす)を知っている友人は私の怖いからという言葉を信用していないようだったが、後日期待に反してとても良かったとお褒めの言葉をもらった。こちらの本は本当に怖いからおすすめとしか言いようがないのだが本当におすすめの名作です。英語版The Drifting Classroomもあるようなので怖いもの好き外国人の方にもおすすめしたい(自分で読んで英語の勉強になるのかは語彙が偏っているような気がするためわからない)。