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humhummの乱読日記

Kindle Unlimitedと図書館を利用して読んだ本の備忘録です。☆の数はあいまいでかなり主観的ですが、基本的に最後まで読み切ったおすすめの本を紹介しています。

21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由 [Kindle Unlimited]

 

📙 21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由

おすすめ度 ⭐⭐⭐

本当に個人的な感想で、それも合っているのか全く自信がない。この本を読む前に直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN週刊ダイヤモンド 2019年 9/28号の ビジネスフレームワーク集を読んでいた。「直感と論理をつなぐ思考法」は、平たく言えば非常に論理的な人がどのように直観力を鍛えるかというか取り戻すかの方法論を非常に論理的体系的にまとめたもので、週刊ダイヤモンドの特集は(言い方は悪いが)今流行りの思考法を色々とまとめて紹介したものだ。

私は自分自身を非常に直観的な人間だと思っている。これは就業経験のなかった学生時代から変わらず、これだっ!と結論が浮かび後から理由を考える(そして同僚とはやり方が非常に異なる)。私は自分が空想好きでビジュアルから入る性格だからか(例えば仕事で船について調べねばならないとして、全く知識がないときにはまず船を好きになるために船の写真をいろいろと眺めたりする)そのような方法論を(「直感と論理をつなぐ思考法」でもそうだったのだが)わざわざ体系的、網羅的に一から十まで一冊の本になるほど書いてあることに驚いた。

私はビジネスの世界では結構クリエイティブな発想の持ち主だと思うのだが(もちろん本職には全くかないません)論理的というかデータやそれまでのやり方に支配されている人は、自由な発想力を得るために、矛盾しているようだがここまで論理的な方法論を辿らないとできないのだろうか。この本では「デザイナーの常識」「ビジネスマンの常識」とそれぞれの考え方や仕事の取り組み方が対比されているがここまでビジネスマンはガチガチに凝り固まっているのだろうか?

もちろん自分の能力を拡大していろいろと気付きを得ることは良いと思う。でもこれは何か違う問題のような気がする。

後半にも書いてあるが、デザイナーの考え方を身に着けたいなら協業するのが良いだろうし、そもそも前例を踏襲しない、直観力が(ある人が)重宝されるような自由な職場環境も必要だ。副業等で新しい世界と視点を知ることも有効だと思う。デザイナーがビジネスセンスを身に着ける(両方を持ち合わせるデザイナーの方も多くいると思う)方向も考えるべきだ。そもそも適材適所という考え方もある。そして結局のところ職場の多様性というものに行き着くような気がした。