「プチ虐待」の心理

📙　「プチ虐待」の心理 ～まじめな親ほどハマる日常の落とし穴～

おすすめ度　⭐⭐⭐⭐

虐待のニュースが数多く報道されている中、暴力と言うほどではないにせよ、我を忘れて子供に対して必要以上に怒ってしまった、言い過ぎてしまった、そして子供に可哀想な思いをさせてしまった、と後悔した経験をお持ちの方は多いと思う。後悔したのになぜか次の日にまた同じことをしてしまい、さらに後悔を深めてしまう。

前回の日記「すべて投げ出してしまいたい」と思ったら読む本に引き続き著者は諸富祥彦氏。「プチ虐待」という言葉にもしかしたら私も当てはまるかもしれないと思い、図書館で借りてみた。

心に残ったのは、私は今は抜け出したものの『「不幸になるように不幸になるように」ものごとを選択してしまう「負の心のパターン」』を身につけていたような気がする、スマホ依存の恐怖、先生は学校にいい思い出があるから先生になった、だから褒めて育てる、何をしないかが重要、自分で考えたことによってしか人は変わらない等。前作に引き続き、子供に可哀想な思いをさせてしまったという正直あまり振り返りたくない過去に、辛いながらも向き合って考える機会を与えてくれた本だった。