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humhummの乱読日記

Kindle Unlimitedと図書館を利用して読んだ本の備忘録です。☆の数はあいまいでかなり主観的ですが、基本的に最後まで読み切ったおすすめの本を紹介しています。

中学受験 6年生の親がすべきこと 53の悩みにお答えします [Kindle Unlimited]

 

📙 中学受験 6年生の親がすべきこと 53の悩みにお答えします

おすすめ度 ⭐⭐⭐⭐⭐

前回の日記と同じ始まりになってしまうが、とても良かった。こちらの本は朝日小学生新聞のメールマガジンで連載したものを加筆修正して6年生を中心に再構成したものということだが、6年生はもちろんお子さんが低学年でも十分参考になる質問が満載だ。

例えば「低学年のうちに、中学受験の向き不向きは判断できますか?」、6年生向けの「入試まであと少しなのに、やる気が下降しているようです」「模試の結果に親が一喜一憂してしまいます」など題名の通り53の悩みに安浪氏がズバッと回答してくれる。中学受験の親のバイブルとなりうる本で、今後Kindle Unlimited対象外になってしまったら気軽に再読できなくなるため嫌だなあと思ってしまった。

「おかあさんといっしょ」のおにいさんおねえさんなんて子供が生まれるまでは全く知らない世界だったのに、子供が小さい頃はどっぷりはまってしまった。同様に、地方出身なのもあって中学受験なんて考えたことがなかったが安浪氏のことを最近知り、また中学受験に関連するいくつかの著名なウェブサイトがありそこで様々な議論が交わされているのを知った。また別の世界である。

安浪氏は優しいお顔をしてゴリゴリの受験押しなのかと思って読み始めたのだが(本当にすみません)子供のことを思いやりつつ経験と理由を踏まえた迷いのない回答で一貫しており本当に頭の良い方だと感じた(優しさもお顔のとおり)。

ただ、こちらは安浪氏のせいではなく現実だと思うのだが、中学受験ではやはりこれほど根を詰めて長時間勉強したり、小学校を休むのも一般化してるのかと思うと少し気が滅入った(大学受験ならともかく…)。これを子供にとって楽しい経験にしてあげられるなんて今の私には難しいが、一番頑張っているのは子供なんだから、親は気が滅入らないよう気力を保つしかないのかと思う。