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humhummの乱読日記

Kindle Unlimitedと図書館を利用して読んだ本の備忘録です。☆の数はあいまいでかなり主観的ですが、基本的に最後まで読み切ったおすすめの本を紹介しています。

まんがでわかる「学力」の経済学 [Kindle Unlimited]

 

📙 まんがでわかる「学力」の経済学

おすすめ度 ⭐⭐⭐⭐⭐

「このまんがでわかる」版の私への行動を変えるインパクトという意味で星5つ。こちらの元の本である「学力」の経済学(こちらもKindle Unlimited対象)も数年前に読んだのだが、当時切り口が新鮮で正しいと思ったものの、記憶が薄れてだいぶ忘れてしまっていた(すみません)。

こちらのまんが版はエビデンスの詳細という意味ではもちろん元の本に劣るものの、親としての実践編としてはとにかくわかりやすい。まんがで説明してその後に同じような文と絵での説明が続くのはちょっとくどいとは思うが(なので、まんが部分を読むだけで十分だと思う)実践編としてどの親御さんにも一読をおすすめできると思う(結果、またマンガですが読書嫌いの夫も読みました)。

おすすめできるもう一つの理由が、提示された方法をやってみてもデメリットが何もなさそうということ。試してみて自分の子供には合わなそうなら止めればいいし、やってみて損はない!と思う。

この本では、どうすれば子供が伸びるのかと試行錯誤している親御さん(私を含む)にエビデンスに基づいた納得感のある答えが提示されている。

例えば、子供にご褒美をあげる場合(ご褒美というインセンティブは有効とのこと)、「テストで良い点を取ればご褒美をあげる」というアウトプットに対してご褒美をあげるのと、「本を一冊読んだらご褒美をあげる」というインプットにご褒美をあげるのはどちらが有効か?(ネタバレしません)ほかに、本の表紙の右下にも書いているように、どう「ほめて伸ばす」のが正しいのか?等。理由を聞くと、確かに、と思う。

自分の子供がアウトライヤーだったら違う方法に変えてみればいい。そして、子供をよく見て接する、子どもと向き合うことが大事なんだと、私自身最近いい加減になりがちだったので改めて気が引き締まった。

子供が特に伸ばしたい(投資効率がいい)非認知能力としてあげられている「自制心」と「やり抜く力」。特に後者の「やり抜く力」が私自身耳が痛い。私自身、この「やり抜く力」があれば、もっとできることが多かったと思う(英語の勉強は再開しました→別ブログイギリス英語好きの勉強ブログ)。

ここは自分に向けてなのだが、「年齢と共に記憶力は低下する」という記事を読んだ人と読まなかった人では、読んだ人の方が記憶していた単語が少なくなったという。「自分はできない」と思い込むとその通りになり、そして非認知能力は何歳からでも鍛えれば伸ばすことができるとのこと。私も子供も(夫は…?)伸びしろがあるということで「やり抜く力」で頑張っていこうと思いました!