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humhummの乱読日記

Kindle Unlimitedと図書館を利用して読んだ本の備忘録です。☆の数はあいまいでかなり主観的ですが、基本的に最後まで読み切ったおすすめの本を紹介しています。

徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

 

📙 徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

おすすめ度 ⭐⭐⭐⭐⭐

面白かった。リノベやリフォームを近々にする予定は全くないけれど、私は元々家とか間取り図が好きなタイプ(そういう人結構いる気がする)。別の英語ブログでは家や建築カテゴリーでお城やファームハウス(農場?)のリノベやらの動画を英語の勉強がてら見たりしているくらい。

リノベを考えている方は必見本(リノベとリフォームの違いがはっきりわからない方はもちろん)。 よく朝刊と一緒にリノベ済マンションの宣伝チラシが入っているが、そうか、リノベでもこんなパターンとこんなパターンがあるんだって知らなかった。

ちきりんさんは自分の欲しかった情報がなかったからこの本を書かれたとのことだけど確かになかったと思う。そしてご自分の具体的な体験談をよくもここまで文にしたものだと違う意味で感服。本当になんというかまめというか、記録というか言語化するのが好きというか、本当に著述業に向いている方なんだと思う。私なんて頼まれても出来ない。

本の表紙のちきりんさんはいつものイラストとは違って本当は(今は?)こんな感じなのかなと思った。本文中に、ある業者の方にちきりんさんだとばれかけた話が出てくるのがちょっと怖い。そんな著名人なのに、リノベビフォーアフターの写真をかなり詳細に公開していて、さらに設備等の値段とそれを選んだ理由を公開しているのもすごい。いくら知り合いでもここまで詳細に聞けない場合もあるから実例を知れてありがたい(ちょっと外国風過ぎて私の好みとはやや違うけれど)。

ちきりんさんがリノベ完成に至る一つ一つのプロセスを楽しんでいるのも、この本をここまでまとめられた原因だろう。よく家は3回建てないと理想の家にならないというけれど、私の個人的な話をすれば、私は間取りと建具両方好みの建売にたまたま住んでおり、もし次に一から家を建てるとしても(金銭的な余裕もないからおそらくない)今の家のような家になると思う。ゲストルームがあればなあと思うから、あっても多分一部屋プラスみたいな変更になるだろう。この本を読んで気づいたのだが、ちきりんさんがリノベではこうしたというような冷蔵庫置き場になっていたりで、結構使いやすい設計がされている家だった。

グダグダと書いてしまったが、自分の家、親の家問わずリフォーム、リノベを考えている方には本当におすすめの本。マンションをフルリノベして思い通りの住まいに、って本や雑誌で見ると、本当に素敵で新築マンション購入と同じくらい個人的には惹かれる(買えないけど)。今後親の家をバリアフリーにリフォームというのも大いにあり得る。この本の購入代金はリフォームやリノベ代金と比べればはるかに安いし、おそらく皆(できるだけ)絶対失敗したくないよね…。業者選びは特に参考になると思う。そもそもそんな仕組みだなんて知らなかったと思うことが個人的にはたくさんあった本だった。